硬い?硬すぎる?
コメットはマビック社のディスクホイールです。
世界戦でのトップ級は、ほぼ間違いなくこのコメットを装着しています。後はカンパのギブリ。
(↑2000~2010年くらいの話。今でもコメット利用率は高いですが、いろんなブランドのディスクホイールが使われています)
ただ、日本人選手にはいまいち人気が無いのか、あまり使われていません。
これは、コメットの特徴のせいだとも言われています。
(これも当時の話)
コメットは、双璧のディスクホイールであるギブリと比べて、乗りこなすには相当のパワーが必要だと言われています。非常に硬く、脚力がないと脚が負けてしまいスピードの維持がつらくなるとか。
そのため、日本のプロ競輪選手は海外でもギブリを好んで使います。他の外国選手はほごコメットです。日本の競輪選手が大事にする、フレームやクランクの硬さ、しなり、反発などが、コメットとは合わないのかもしれません。
しかし……
海外では女性選手もコメット
世界戦の映像や写真を見れば分かりますが、海外の女性選手も同じくコメットを使っています。パワーという面では相当男性より落ちるはずなのですが、コメットでガンガン走っています。
ただ単に外国人選手が鈍いだけなのか、それとも日本の競輪選手が繊細なだけなのか。どっちなのか分かりませんが、アマチュア選手が乗りこなすのは結構難しいことは事実のようです。
ダッシュ優先なら?
一応、ダッシュ優先ならコメット、後半重視ならギブリという考え方があるようですが、もしアマチュア選手が、高級ディスクホイールを買うなら、やはりギブリが無難なのかもしれませんね。
価格はギブリと同じくらい
価格は、約20万円。カタログ上は980グラムとなっています。
海外通販でも18~19万円(1ポンド130円)くらいしています。なぜかあまり値段差ありませんね。他のマビックホイールは海外のほうが結構安かったりしますが、コメットに関しては国内で買ったほうが良さそうな気がします。リスク考えると値段さほどのメリットはない感じです。
(↑今は値上がりして30万円以上はしています)