ロードより競技種目が多い
ピストレースにはロードレースとは違い、豊富な競技種類があります。
スプリント、1kmTT(1キロメートルタイムトライアル)、4km個人追い抜き(4kmパーシュート)、競輪、スクラッチ、ポイントレース、4km速度競争、チームスプリント、4km団体追い抜き(4kmチームパーシュート)、マディソンなどがあります。
特殊な競技としては、2人乗りのタンデムスプリント、タンデム1kmTTなどがあります。
ロードレースはヨーイドンで大勢の参加者が一斉スタートし、誰が一番早く決められた距離、周回を走りきるか、ただそれだけのシンプルなものです。
もちろんそのために様々な駆け引きやバトルが繰り広げられ、実際に出場した人間にとってはとても簡単に言い表せるものではありません。
それに対してピスト競技は非常に多くの種目があります。バンクという狭い空間で繰り広げるのでシンプルに長距離を走るだけではゲーム性に欠けるので当然といったところでしょう。
その分、ルールを理解すると出場しても楽しいし、見ていても自転車競技を楽しめるようになります。
逆に言うとルールが分からないと結局同じところをグルグル回っているだけに見えてかなりつまらないでしょう。単純に自転車競技の素晴らしさや美しさを知るのならロードレースが一番だと思います。
やはりピストレースは玄人向けなのかもしれません。でも一度知れば面白いのが必ず分かるはずです。
今では動画サイトにもピストレースの模様がアップされているので、ルールを解説したサイトと併せて見る、もしくは競技会場に見に行く、すると一気に理解と興味が進むでしょう。