主流素材は鉄・アルミ・カーボンからカーボンへ
ピストフレームはロードフレームと大体同じ素材で作られています。主に鉄(クロモリ)、アルミ、カーボンが主でした。
2010年くらいからでしょうか?カーボンフレームもいろいろ国内に入るようになり、自転車ブームもあってピストフレームもカーボンに乗る人が増えてきたように思えます。
以前は海外から直輸入しないと手に入らなかったようなフレームも、日本代理店が取り扱うようになるなど選べるフレーム種類が非常に増えています。
鉄(クロモリ鋼・ハイテン鋼など)
日本の競輪選手が使うフレームは、全て鉄(クロモリやハイテンなど)で作られています。
これはNJSという競輪の規格で決められていて、日本で最も手に入りやすいピストフレームの素材になります。
重い、古いデザインということで敬遠されがちですが、自転車にハマる人ほどクロモリの良さに気づいたりします。いわば工業生産品のカーボンフレームに対してクロモリはビルダーとの対話で作り上げる創造品とも言えます。
何台か所有する人は1台をクロモリオーダーというパターンが結構見られます。
アルミ
アルミピストフレームは海外ブランドが主です。日本ブランドでも最近のピストブームで数が増えてきましたが、クロモリに比べると手に入りやすさは落ちます。
デザインはかっこいいのですが、やはり入手性は悪いです。
LOOKのアルミピストフレームは比較的手に入りやすく、価格も13万円くらいなのでアマチュアも手に入れやすいでしょう。
カーボン
カーボンピストフレームは完全に競技用として少数売られています。フランスのLOOK、日本のブリジストン・アンカー、コリマのピューマなどが当時は有名でした。
今ではコリマのフレームがなくなり、相変わらずLOOK、そして日本はANCHORとして新生された2021年からのモデル、ロードで人気を博したARGON18、サーベロなどがよく見られます。ピナレロもありますね。
値段がとても高く、街乗りで乗る人はあまりいない高価なフレーム素材です。
その他のフレーム素材
アルミとカーボンのハイブリッドもあります。前三角だけカーボンであとはアルミのフレームや、ロードでお馴染みのカーボンバックフレームもあります。コガミヤタではスカンジウムのピストフレームもあります。
これらはさらにブランドの種類が少なくなり、コガミヤタを除いて手に入りにくい素材になります。