二種類のエンド幅
エンド幅とは、フレームの車輪がはまる部分のフレーム内側間隔、つまりハブ軸の長さになります。
特に問題となるのが後輪です。後輪は前輪よりサイズ種類が豊富。
ロードは130mm、MTBは135mm(スルーアクスルは142mm)、ピストは110mmと120mmがあります。
その後、ロードバイクのディスクブレーキ化が進んだことで、ロードは142mmが主流となりつつあります。
当たり前ですがピストの110mmと120mmに互換性はありません。120mmなら120mmのハブでないと取り付けできません。鉄フレームだとステーが柔軟なので、強引に付けられないこともないですが止めておきましょう。
現在の主流は120mm
現在売られているフレームは全て120mmと考えていいです。110mmは古い規格なので、現在売られているディスクホイールが使えません。中古でフレームを買うときは、120mmタイプを選ぶのがおすすめです。
鉄のフレームだとエンド幅123mmいった中途半端なタイプがあります。これは、『チェーン引き』という金具を、車輪とフレームの間にかますためにその厚み分の余裕を持たせているからです。
ただチェーン引きは必須ではありません。鉄フレームは柔軟性があるので何の問題もありません。でもチェーン引きの価格は安いので、手に入れば付けておいたほうが車輪の取り付けが楽です。
前輪のエンド幅
前輪のエンド幅は100mmです。ロードやMTBなどと同じです。街乗りや練習用車輪などはロードのものが流用できます。レースにもロード用前輪が使われています。
ただディスクブレーキ用のは使いません。ディスクブレーキ台座が必要ないので。