歴史の長いBBタイプ
シマノもカンパニョーロも、クランクとBBが一体化してしまいBBという概念が薄れてきました。
しかし、ピストに関しては、時代遅れとも言うべき四角テーパーのBBが今でも主流となっています。シャフト部分が四角です。
最近ロードを始めた人だと、何それ?と思われるでしょうが、このシンプルなBBが長年主流だったのです。ママチャリもこのBBですよ。サイズなどは違うでしょうが。
オクタリンクの前までが、このタイプのBBでした。
クランクの穴も四角です。BBにクランクをはめて、ネジで締めこんでいきます。結構力加減で入れ具合が変わってしまうことや、繰り返し取り外しをしていると、BBシャフトやクランク取り付け穴のテーパー(若干斜めになっている)部分がなめてきて、がたつきが出てくることもあります。
オクタリンクのBB・クランクがいまいち?
一応ピストもオクタリンクのBB・クランクは発売されています。しかし、競輪選手があまりこれを使わないようなのです。
さらに、ピストはロードより中古で手に入れる人が多くなります。パーツ類もあまり選択肢がないので、やはりこれも中古が多くなります。仮に新品でBBとクランクを手に入れようとしても、シマノ以外はみんな四角テーパーです。
しかもシマノオクタリンク式のピストBB・クランクはデュラエースしかありません。なので値段が高いです。アルテグラや105がありません。
このように、ピストは部品までシンプルなままです。四角テーパーのBB・クランクは、特に走りにどうこう関係することはないです。剛性がどうとか一応言いますけどね。
四角テーパータイプのBBとして有名なのは、スギノ(SUGINO)の75シリーズと、ハッタなどのブランドです。シマノはこのタイプの高品質BBは今あまり手に入りませんし、プロもスギノやハッタを使用しています。