中古でフレームを買う場合の注意点
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ピストは旧式規格が今でも多く出回る
中古でピストフレームを買う場合は、旧式のフレームにあたることが多くなります。現在の主流規格と違うことがあるので、購入前に調べておきたいことがあります。
エンド幅はなるべく120mmを選びたい
中古でピストフレームを買う場合は、特にエンド幅に注意してください。昔のフレームはエンド幅が110mmのことが多く、今売られているディスクホイールが使えません。
手組みのノーマルホイールは、110mmハブが現在も売られているため問題ありませんが、ディスクホイールを使いたいなら注意が必要です。
シートピラーのサイズに注意
シートピラー(シートポスト)のサイズにも注意が必要です。古い鉄フレームはこのサイズがまちまちです。アルミやカーボンフレームなら、特殊なものを除いて27.2mmですが、古い鉄フレームは27.0mmといった微妙なサイズ、さらにはそんなシートピラー売っているのか?というサイズもあります。
27.2mmならいくらでも種類、素材、長さがありますが、これ以外のサイズは種類があまりないので注意が必要です。特殊なサイズで安定して手に入るのは、カロイのシートピラー(2,000円くらい)など安い普及モデルしかありません。
他にもあるかもしれませんが、とにかく使えるシートピラーが限られる、もしくは、シムをかませて使わないといけないので、フレーム落札の前によく調べておく必要があります。
シート角にも一応注意
あまり気にする必要もないかもしれませんが、たまにシートパイプが極端に立ったフレームがあります。シート角が立った、大きいとも表現します。ピスト独特の前乗りをしやすくしたフレームで、プロでも極一部しか使わない特殊なフレームです。嫌でも前乗りになるフレームです。
ヤフオクでもほとんど出品されないでしょうが、シート角が80°に近すぎるようなものは購入しないのが方がいいです。普通のシート角は74?76°台です。この範囲を超えるものはパスしたほうが無難です。
あとの規格はどの鉄フレームも大体同じです。カーボンやアルミに関しては、ほぼロードの規格と変わらないでしょう。
鉄フレームはサビに注意
鉄フレームはどうしてもサビができます。特に古いフレームほど顕著です。外観は綺麗でも、パイプ中身がボロボロのこともあります。それで乗れないわけではありませんが、外観だけで値段の相応を判断すると失敗することもあります。
特に完成車はひどい時があります。ステムやシートピラーがサビで固まっていて抜けないことがあります。ヤフオク等で購入する場合、質問で確認しておいた方がいいでしょう。
最近のカーボンは割れなどに注意
一方、ロードフレームがカーボンだらけのように、一般人が乗るピストフレームもカーボンが当たり前の時代になっています。
さすがにロードほど選べないし価格も高いので誰しもが、というわけにいきません。そこで中古が求められるのですが、注意するべき点はカーボンの割れ、亀裂です。
基本的にピストフレームはロードのように長時間紫外線にさらされることがないので、カーボンを固めている接着剤の紫外線劣化はあまり心配しなくていいかも。
また公道で走っていないようなら傷や段差衝撃による痛みなどもなさそうですよね。
ただロードと同じく落車で割れが生じることはあります。ヤフオクでロードフレームの出品を見ると、ジャンクとして割れがあるものが散見されます。
基本的にロードよりごつくて頑丈ですが、割れがあると脆いので注意が必要です。