競輪有名ブランド「ビバロ」が使用禁止
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有名ブランドが使用禁止に
ビバロ【VIVALO】というブランドのピストフレームが、競輪競争での使用が禁止されました。
ビバロ使用の危険性について【KEIRIN.JP】(既に削除済み)
フロントフォークが外れて大怪我の可能性
平成19年10月16日から禁止されています。理由は、フロントフォークの溶接部分が走行中に外れる危険性があるからです。
もしこの不具合が走行中に発生すると、ライダーは一気に前のめりに放りだされ、顔面から地面に激突する可能性があり、大怪我を負う可能性があります。速度、打ち所によっては死に至る可能性もあります。
ただ我々一般人にとって問題となっているのは、この使用禁止自体ではなく、事故発生の可能性があるピストフレームが、未だに中古売買で広く流通していることです。
購入の際は要注意!!
特にヤフーをはじめとするインターネットオークションでの売買が問題視されているようです。
さらに最近のピスト街乗りブーム。ただでさえノーブレーキで乗る人がいる上に、フロントフォークが折れるかもしれないとなると、危険性はさらに大きくなります。
折れたフロントフォークの一部が体のどこかに刺さる可能性も考えられます。
とにかく安全面で問題ありとされるピストの街乗りに、さらに拍車をかける問題です。
ビバロ【VIVALO】所持、入手予定の方に
競輪団体は、このビバロ【VIVALO】の使用、中古売買に警鐘を鳴らし、もし事故可能性があるフレームを所持している場合は、その使用を止めるように案内しています。
平成19年10月以前製造のフレームは同事故が起きる可能性があるので推奨されない点。そして街乗りに使用すると、バンクにはない段差衝撃が繰り返し加わることで、よりフロントフォークへの負荷がかかりやすくなることが危険性が増す点。この2点が注意です。
昔のVIVALOはもうない
競輪のNJS認定を解かれたVIVALOは事実上廃業状態に追い込まれました。当時で500~600人ほどの競輪選手が同社のフレームを使用していたことから分かるように、当然経営状態が立ち行かなくなります。
その後、ビルダーの日下さんは事業をほかの方に引き継ぐ形でVIVALOブランドは継続しています。
今のVIVALOは生まれ変わって良さを継続
今のVIVALOは競輪用ではなく一般用のフレームを多数製造しています。
過去の事故は製造時の方式による施工ミスと言われており、それはもちろん今は解消されています。むしろそこだけで、500人以上のプロ競輪選手が愛用した性能は間違いありません。
最新のディスクブレーキ対応フレームも登場。クロモリらしい細身ながら古さを感じさせないPALUというフレームモデルはかっこいいですね。
カラーやサイズなどのオーダーができるのがクロモリフレームの魅力。
一度苦難を味わったVIVALOですが、自転車ブームの中クロモリの名車を求める人が増えています。今は安心して買うことができるでしょう。