相次ぐ競輪場の廃止。アマチュアピストレースができなくなる?
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競輪場は私達も走れる場所だ
日本各地の競輪場の廃止が増えています。
競輪場は基本的にプロの人が自転車で走り、その着順などを一般の人が車券を買う公営ギャンブルの舞台です。
でも我々アマチュアサイクリストも競輪場を実際に走って利用する機会が多少あります。
それにより数少ないピストレースを楽しむことができました。
しかしそれもだんだんと難しくなっています。
競輪場がどんどんなくなる!!
松本選手、村上兄弟などがホームバンクとして使用してた京都の向日町競輪場も廃止されるようです。また同じく近畿地区の大津びわこ競輪場も廃止されます。
関東でも花月園競輪場が既に廃止されています。この流れはしだいに加速する様子です。
もちろん競輪事業が廃止される以上、競輪場(バンク)は取り壊されることでしょう。
となると、ピストレースを楽しめる場所がどんどん減っていくということです。ピスト競技はバンクがないとどうしようもありません。
ピストは街乗り以外で人気が出るのか?
2000年後半からの自転車ブームで、ロードレースだけでなくマイナーだったシクロクロスもレース参加者が増えています。
しかしピストはいまいち?な感じがします。町乗りのファッション感覚が先行していますが、競技に関しては参加に壁を感じるのかもしれません。町乗りしなければバンクでしか使い物にならないので、趣味としてはロードに加えて購入するまではいかないのでしょうか。
そして相次ぐバンクの廃止。
ピストレース愛好者はさらに冬の時代?
先に挙げたバンクはどれも素人、アマチュアが走れる機会が多かった競輪場です。これらがなくなるのは今後のピストレース愛好者にとってはかなりの痛手でしょう。
さらに競輪事業の廃止が各地で進むと、バンクがないと開催できないピストレースはなおさらやりにくくなってきます。
この先アマチュアが走れるバンクが減ることで、遠方に出向く割合が増えてしまし、ピストレースに参加するのはかなり面倒で骨が折れることになるかもしれません。
競輪の地味、よくない印象が原因?
やっぱり競輪のルールと面白さの分かりにくさ、見た目の地味さ、おじさんのギャンブルといった固定観念が競輪人気上昇の足かせかもしれません。
スピーディーでファッショナブルな一面もあるロードレースに対して、どうしても競輪の一面ばかり先行して伝えられるためピストレースの面白さが上がってこないのかなと思います。
欧州のレースは華やかさがある
国際大会なんかはロードみたいなファッションに、フルカーボンのエアロフレーム、エアロホイール、ディスクと華やかです。
ただ選手の収入は日本の競輪選手に比べて激安ですけどね。
バンクも250mの板張りで木の色が明るくて華やかですね。日本の競輪場は走路の色も地味ですし…
250mという小さな形状だからこそ、より選手の動きが良く分かりスピード感があります。色々なレースがあるのも魅力的です。
日本各地に250m板張りバンクがあればどうなる?
日本もこういった250mの室内板張りバンクが大都市圏にでもあればピストレース人気も上がってくるんじゃないかな?と少しだけ想像してみたりします。
ちなみに自転車競技のメッカとも言える修善寺のCSC(サイクルスポーツセンター・変な面白自転車がある遊園地・競輪学校もある)に板張り室内250mバンクが出来る予定です。
ただ日本各地にはできそうにないですよね。果たしてピストレース普及に繋がっていくでしょうか。
熊本競輪場が大型地震でバンクに亀裂
ただでさえ減少する競輪場。平成28年の熊本地震でバンクに亀裂が入り使用不可能になりました。
その後、2024年に再開予定としてバンクの建て替え工事が決定。
ただ残念ながら元の500mではなく400mでの再開。世界的に250m競争のケイリンが主流なためでしょうか?琵琶湖競輪に続いて500mバンクの減少が続きますね。
熊本競輪24年度復活へ 大西市長が表明、西島支部長「いい方向に向いてくれた」
千葉に日本2つ目の板張り250バンク登場!
その後長い年月を経て、千葉に板張り国際基準の250バンクが開設されました!